開業するにあたって何から始めたら良いかわからない方も多いと思います。
私も開業する当時は、どういった準備が必要なのか?ネットで調べたりしました。
そんな私の経験をもとに「開業前後に用意しておくべきこと」と「開業方法」を説明します。
まず開業前に必要なアイテムを揃えて知識をつけておくべき内容です。
開業前に用意しておくべきアイテム
事業用の印鑑(基本不要ですが・・)
個人事業主の場合、開業時に書類に押す印鑑は2023年4月1にち以降、不要になりました。しかし、訂正する場合は訂正印が必要になるため、開業届を出す際は念のため印鑑を持参するとよいでしょう。。
屋号を掲げて事業をするのに名称が合った印鑑を持ちたい場合、近所の印鑑屋さんで作成したら2万近くかかりますが、ネットで専門社へ注文したら数千円〜で作成できます。
名刺、事業案内チラシ、パンフレット・リーフレット・WEBなど
名刺は事業の顔です。取引先・お客さまへ渡す必須アイテムです。これがなければ事業は開始しない方がいいと思います。必ず作成して用意しておきましょう。
その他事務所やサービスの案内パンフレット・リーフレットなども必要に応じて先を考えて作成しておきましょう。
飲食店などの接客型の店舗なら新規OPENの告知チラシも作成してポスティングしておくべきです。
そういった事業においてプラスになる・サポートになるツールは重要です。
名刺やチラシやパンフレットデザインは当事務所にご相談ください。
事業用の専門口座
これも印鑑同様100%必須というわけではありません。しかし、作ることをおすすめします。
なぜなら経理上楽になるからです。私用の口座だと事業とは関係ない私用の動きもあり管理が面倒だからです。(通帳の全ての動きを入力しないといけないので・・・。特に確定申告の際、分けておけばよかったと思いますよ。)
また、私の場合は取引先から支払われる際に、ATMでもネットバンキングからでも振り込み先として表示される名義が私個人の名前だけでは、カッコ悪いのが嫌なのもありました。
開業したらすぐ作成することをおすすめします。
開業前に用意しておくべき経理の知識
経理の知識は、会計士などに依頼するならそこまで必要ないことですが、ご自身でするなら必須です。
まず開業したら経理の知識は必要です。税務署へ確定申告が必要になるうえ、何年かに一度税務調査も入る可能性があるからです。
ちなみに私は開業後8年目で税務調査がきました。個人事業者だから滅多に当たらないと思って安心しきっていたら税務署の個人課税課という部署から電話があり、ドキッとしたのを鮮明に覚えています。
ですので、経理はしっかり行えるように勉強をしましょう。私も2冊買って一生懸命読みました。
業種によっては手書きだとかなりきついのでオンラインで会計できるサービスがおすすめです。
開業方法
個人事業主として開業したら、税務署へ開業届を提出することをおすすめします。原則として、事業を開始した日から1ヶ月以内に提出。(開業届は提出しなくても特に罰則はありませんが、下記のようなメリットがあるのですべきです)
- 開業して青色申告承認申請書を2ヶ月以内に同時に提出すれば、青色申告(確定申告で最大65万円の特別控除を受けられる)を行うことができる
- 屋号で銀行口座を作成できる(私はペイペイ銀行利用してます)
- 将来もしローンを銀行で組んだり他の公的金融サービスを利用する際に審査で有利な証拠になります
| 提出先 | 自宅の住所地を管轄する税務署。または、事業所(店や事務所)の住所地を管轄する税務署。 |
|---|---|
| 提出方法 |
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| 提出書類名 |
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届出書の控えは銀行口座を開設する際に必要になる可能性があるのでしっかり受付印をもらっておきましょう。
開業届は、事業主様の住所か事業所の住所の管轄の事務所に提出します。
下記の表をご参照ください。
各税務署の管轄区域(静岡市周辺)
| 静岡税務署 | 静岡市葵区・駿河区 |
|---|---|
| 清水税務署 | 静岡市清水区 |
| 島田税務署 | 島田市、牧之原市、榛原郡 |
| 藤枝税務署 | 焼津市、藤枝市 |
| 掛川税務署 | 掛川市、御前崎市、菊川市 |
| 磐田税務署 | 磐田市、袋井市、周智郡 |
| 磐田税務署 | 磐田市、袋井市、周智郡 |
| 富士税務署 | 富士市、富士宮市 |
| 沼津税務署 | 沼津市、御殿場市、裾野市、駿東郡 |
| 三島税務署 | 三島市、伊豆市、伊豆の国市、田方郡 |
名刺やパンフレットデザインはぜひ当事務所にご相談ください!